2026-10-23 日刊G醫t(2026-10-23)

日刊G醫t

一次情報に基づく医療・薬事・制度の客観的ファクトニュース

デスクの眼

前日の医療界では、厚生労働省によるビラスチン等の要指導・処方箋医薬品への指定や令和8年度医師臨床研修マッチング結果の公表が相次いだ。また、介護事故報告の様式見直し案や、日本癌治療学会によるMRD検査見解書の更新などが報じられ、各制度や診療指針の実務対応に向けた動きが広がっている。

医薬品・医療機器 厚生労働省 - 新着の法令

厚労省、ビラスチン等を要指導・処方箋医薬品へ指定

厚生労働省は2026年10月22日、医薬品医療機器等法に基づき、ビラスチン等を要指導医薬品および厚生労働大臣が指定する医薬品の一部を改正する告示を発出した。

選定理由医薬品医療機器等法に基づく要指導・処方箋医薬品の指定変更であり、薬局や医療機関における供給管理や取り扱い分類に直接影響する重要な法改正情報であるため、1面トップに選定した。

厚生労働省は2026年10月22日、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第四十九条第一項の規定に基づき厚生労働大臣の指定する医薬品の一部を改正する件」(令和8年厚生労働省告示第377号)および同法第四条第五項第三号の規定に基づく要指導医薬品の一部を改正する件(令和8年厚生労働省告示第376号)を掲載・発出した。ビラスチン、その誘導体、それらの水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤が対象に含まれている。 出典

また同日付で、雇用保険法施行規則の一部を改正する省令(令和8年厚生労働省令第149号)や、人口動態・保健社会統計室所管の告示改正(令和8年厚生労働省告示第378号および第379号)が併せて掲載された。 出典

解説 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第四十九条第一項の規定に基づき厚生労働大臣の指定する医薬品の一部を改正する件が発出されたことに伴い、対象となる製剤の取扱いや経過措置に関する手続きの確認が望まれます。 出典

注目の記事

行政・制度 厚生労働省 - 新着情報

厚労省、令和8年度医師臨床研修マッチング結果を公表

厚生労働省は2026年10月22日、令和8年度医師臨床研修マッチングの結果を公表した。募集定員10,550人に対し内定者数は8,939人となった。

厚生労働省は2026年10月22日、医師臨床研修マッチング協議会が実施した令和8年度(令和9年度から研修開始)の医師臨床研修マッチング結果を公表した。希望順位登録者数は9,789人、内定者数は8,939人で、マッチ率は91.3%(昨年度92.3%)となった。大都市部のある6都府県を除く41道県における内定者数は5,448人で、その割合は60.9%である。 出典

同日、厚生労働省の新着情報ページにおいて、委託事業に係る個人情報の漏えいについて、薬事審議会医薬品等安全対策部会の開催、「2040年に向けた地域医療構想」について、および地域医療構想の実現に向けた重点支援区域の選定に関する各情報が新たに掲載された。 出典

解説 令和8年度の医師臨床研修マッチングにおいて都市部以外の内定者割合が60.9%となったことは、今後の地方における医師確保の動向を把握する上で重要な指標になると考えられます。 出典

行政・制度 厚生労働省

厚労省、令和8年度医師臨床研修マッチング結果を公表

厚生労働省は2026年10月22日、医師臨床研修マッチング協議会が実施した令和8年度の医師臨床研修マッチング結果を公表した。

厚生労働省は2026年10月22日、令和8年度の医師臨床研修マッチング結果を公表した。募集定員は10,550人、希望順位登録者数は9,789人、内定者数は8,939人、内定率は91.3%となった。 出典

大都市部のある6都府県を除く41道県における内定者数は5,448人で、その割合は60.9%となった。また、同日付で委託事業に係る個人情報の漏えいについてや、薬事審議会医薬品等安全対策部会の開催案内、地域医療構想に関する資料なども掲載された。 出典

解説 令和8年度の医師臨床研修マッチング結果の公表に伴い、各研修病院においては定員に対する内定状況の把握や、次年度の受入体制の準備を進める必要があると考えられます。 出典

行政・制度 福祉医療機構- 行政情報

厚労省、介護事故報告の様式見直し案を周知

厚生労働省は令和8年10月21日付で、介護保険最新情報Vol.1548およびVol.1547を発出し、事故報告の様式見直し案の提示と、特定福祉用具販売・住宅改修の給付分析に向けたシステム標準仕様書改定の検討方針を周知した。

厚生労働省老健局は令和8年10月21日付で事務連絡「介護現場において事故が発生した際の報告について(介護保険最新情報Vol.1548)」を発出した。全国的な事故防止のPDCAサイクル構築に向け、報告様式の見直し案を示している。介護サービス情報公表システムのサブシステムとして「介護現場における事故情報報告システム」を構築し、令和9年4月頃からの稼働を予定している。 出典

同日付で発出された「特定福祉用具販売・住宅改修の給付分析に向けた介護保険システム標準仕様書の改定に関する検討について(介護保険最新情報Vol.1547)」では、現行の償還払い等の特性により支給実績が介護保険総合データベースに蓄積されていない課題に対応するため、保険者保有の給付実績を国保連に提供することを任意から必須機能とするなどのシステム標準仕様書改定に向けた検討方針が示された。 出典

解説 介護事故報告の一元化や福祉用具・住宅改修の給付実績のデータベース蓄積が進むことで、将来的な行政のデータ分析や制度見直しへの活用が図られると考えられます。 出典

学会・診療指針 日本癌治療学会 - がん診療ガイドライン

日本癌治療学会、MRD検査見解書の第2版等を掲載

日本癌治療学会は、がん診療ガイドラインのページを更新し、分子的残存病変(MRD)検査の適正臨床利用に関する見解書第2版および多がん種早期検出検査の見解書を追加しました。

日本癌治療学会は2026年10月22日、がん診療ガイドラインのウェブページを更新し、リンク先の項目を変更した。新たに「多がん種早期検出(multi-cancer early detection: MCED)検査の適正臨床利用に関する見解書 第1版」が追加され、「分子的残存病変(molecular residual disease: MRD)検査の適正臨床利用に関する見解書 第2版」が掲載された。 出典

解説 MRD検査見解書の第2版ではDYNAMIC-III試験などの最新エビデンスに基づくCQの更新や新設が行われており、日常診療における循環腫瘍DNA検査の適正利用や周術期管理に影響を与えると考えられます。 出典

テーマ別ピックアップ

医療DX・電子カルテ

感染症・公衆衛生

医薬品供給・安全管理

各分野の公表・改定

行政・制度

厚生労働省

厚労省、第8回医療扶助検討会を10月28日開催

厚生労働省は2026年10月22日、ホームページを更新し、社会・援護局による「第8回医療扶助・健康管理支援等に関する検討会」の開催案内を掲載した。会議は2026年10月28日16時00分から18時00分まで、東京都千代田区のTKP新橋カンファレンスセンターホール13Aで開催され、議事として「医薬品の適正使用・適正受診 等」が予定されている。 出典

一般の会場傍聴は不可とされ報道関係者のみが対象となっており、傍聴希望者は2026年10月27日12時00分までに指定の電子メールアドレスへ申し込む必要がある。また、会議の様子はYouTubeでライブ配信され、資料は当日までに同省ホームページに掲載される予定である。 出典

解説 医薬品の適正使用や適正受診に関する議論の動向は、今後の生活保護受給者における医療扶助の運用や受診手続きに影響を与えると考えられます。 出典

厚生労働省 - 医療保険

厚労省医療保険サイト、「後期高齢者医療事業状況報告」などを掲載

厚生労働省は2026年10月22日までに医療保険関連の公式ウェブサイトを更新し、保険局調査課が所管する「後期高齢者医療事業状況報告」の掲載ページ(2026年10月21日掲載)へのリンクを追加した。あわせて「第48回 匿名医療情報等の提供に関する専門委員会 資料」(2026年10月1日掲載)や「共通算定モジュールについて」の掲載順序を変更した。 出典

今回の更新に伴い、これまで掲載されていた「最近の医科医療費(電算処理分)の動向 令和8年度4~5月号」(2026年9月30日掲載)などの個別動向資料へのリンクが当該ページから削除された。 出典

安全・感染症

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

JIHS、予防接種情報とスケジュールを更新

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイトは2026年10月22日、「予防接種情報」および「日本の予防接種スケジュール 最新版」の記事日付を2026年10月21日に更新し、掲載項目の整理および一部過去データの削除を行った。 出典

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)

PMDA、アバコパン製剤の留意事項など掲載

PMDAは2026年10月21日、タブネオスカプセル10mg(一般名:アバコパン)に関する使用上の留意事項の通知等を掲載した。また同日付で、照射赤血球液-LR「日赤」に関するクラスI回収情報を公表した。 出典

解説 アバコパン製剤については承認審査時の資料信頼性に問題があるとし、新規患者の投与開始差し控えや既存患者の中止・代替治療への切替え検討が通知されていることから、対象患者の治療方針見直しや安全管理体制の迅速な確認が望まれます。 出典

厚生労働省 - 感染症情報

厚労省、特定接種管理システムの一時停止を掲載

厚生労働省は2026年10月22日、感染症情報ページにおいて「特定接種管理システムの一時停止について」の掲載を開始しました。システムの安全性確保を確認するためとして、当面の間停止するとしています。 出典

解説 システムの安全性確保のための停止であることから、対象となる特定接種の登録や管理業務において一時的な手続きの遅延や影響が生じる可能性があると考えられます。 出典

医療DX

協会けんぽ

協会けんぽ、情報提供サービスの一部一時停止を掲載

全国健康保険協会は令和8年10月22日、「情報提供サービス」の一部メニューの一時停止を掲載しました。16:30の更新では、健診機関向けサービスが緊急メンテナンス中のため一時停止していることが示され、同日20:50の更新でけんぽアプリが再開されたことが公表されています。 出典

大学病院医療情報ネットワークセンター(UMIN)

UMIN、PLAZAのPHP機能を一時停止

大学病院医療情報ネットワークセンター(UMIN)は2026年10月21日、PHPについて2つの脆弱性に対するセキュリティリリースが公開される予定であることを受け、予防的対応としてPLAZAのPHP機能を一時的に停止した。脆弱性対応が完了し次第、機能を再提供するとしている。 出典

解説 セキュリティリスクへの予防的措置として一時停止が行われたことから、該当サービスを利用する関連機関や研究者においては、機能再開までの間、代替手段の検討や影響範囲の確認が求められると考えられます。 出典

短信